errand softのブログ

Androidのアプリ開発に関する記事を書いていきます。

音声認識ツクールの優先度

Androidアプリ「音声認識ツクール」優先度について、予告通りに説明しよう。

音声認識ツクールでは、音声認識させるキーワードを自由に設定できる。
すると、気になるのは「同じキーワードを複数設定したらどうなるか」だろう。

結論からいうと、同じキーワードなら返事はランダムに選ばれ、動作は最も過去に学習したものを優先する。

たとえば、「おみくじ」という1つのキーワードにつき、
「大吉」、「吉」、「凶」の3つの返事を設定すれば、
ランダムに返事をしてくれるので、ちょっとした占いにはなる。
サイコロの代わりもできるだろう。

しかし、動作はそうはいかない。
同じ言葉を認識させたのに、結果が違っては困る。
だから、過去に学習したもの、メタな言い方をすれば学習ファイル「input.txt」の上の方にあるものを優先する。
※input.txtの説明はこちら

うまいこと作ったものである(おぃ

しかし、問題はある。
音声認識ツクール」の優先度は極めて単純な条件を元にしている上に、ユーザから直接見えない暗黙の優先度でしかない。
ゆえにユーザが意図せず、複数のキーワードを認識させてしまった場合に困ることになる。

「読」というキーワードで読書アプリを設定したで、
「メール」というキーワードでメールアプリを起動する設定をしたとしよう。
この場合に「メールを読みたい」と認識させると、読書アプリが立ち上がってしまう。
なぜなら、読書アプリの設定のほうが過去に設定してあるからだ。

だから、この問題を解消したければ、現状は「input.txt」をテキストエディタで開いていじるか、
「読」の設定を削除して再登録するしかない。
こういうことをアプリ内で書かなきゃいけないよな(今気付いた


優先度に関する話はこれくらい。
あなたが自分だけの音声認識をつくれますように!(決め台詞