errand softのブログ

Androidのアプリ開発に関する記事を書いていきます。

Androidの音声認識アプリ「虚無ログ」 V1.2.5 更新しました

今週号の週刊アスキーにも掲載された「虚無ログの最新情報をお届けしよう。
……今週くらいはアスキー様を持ちだしても良いよね?

【虚無ログ V1.2.5】
・ブラウザ表示中に画面を回転させた場合にログに戻ってしまう問題に対処
・ブラウザ用にツールバーを追加(ページを戻る、ページを進める、音声認識など)
・ブラウザに表示中のURLをコピーする機能を追加
・ブラウザに拡大・縮小機能の追加
・10型以上のタブレット使用時のブラウザ表示領域を拡大

・キーワードを指定せずに検索する場合の仕様を変更。端末からの返答後、音声認識の結果をそのまま検索する。
・学習モードのオプションを追加(音声認識の結果を複数取得し、適切な言葉を選択できる)
・タイマーやアラームについて時間指定に誤りがあった場合に強制終了する問題に対処

バージョンが開発者以外にはわからない理由で飛んでいることから分かるかもしれないが、それなりの機能追加をしてみた。
先日予告したブラウザの機能改善以外に、「Web検索に関する仕様変更」と「学習モード」を追加した。
タイマーのバグは、えっと、その、なんだ……ごめんなさい orz


気を取り直して、上記箇条書きでは伝わりにくい更新内容を説明しよう。

  • ブラウザの機能改善

メニューボタンを代替するツールバーの導入で、タブレットを筆頭にメニューボタンのない機種でも使いやすくなっただろう。
ツールバーが不要なら表示させないオプションもあるので、お好きなように。

  • Web検索に関する仕様変更

虚無ログにキーワードなしに検索させようとした場合の処理が下記のように変わっている。
従来はGoogle検索アプリを起動してから検索するようにユーザに丸投げしていたが、
今後は話した内容をそのまま検索してくれる方法に変更した。

な、何を言ってるのか、わからねーと思うが(AA略 下記の例を読めば理解してくれると思う。

  1. 「ユーザ)検索したいんだが」
  2. 「端末)何を検索しましょうか?」
  3. 「ユーザ)1kmは何マイル」
  4. 端末は「1kmは何マイル」のGoogle検索結果を表示する

つまり、検索したいキーワードをそのまま喋ればよい。
虚無ログで検索ワードを用意する以外は、Google様のサービスそのものを利用しているので情報の信頼性は折り紙つきである。
もちろん、従来同様に「~を検索」と言って調べることもできるので便利なほうを使ってほしい。

  • 学習モード

「学習モード」は、音声認識の結果を複数取得して適切な言葉を選択できるモードである。

標準では音声認識した結果の最優先候補を無条件に選んで動作を決定しているが、その最優先候補が正しくないことだってある。
もう一度言い直せば正しくなるかもしれないが、それはストレスが溜まる。
ISW11Fのようにマイクの性能の悪い端末だとなおさらである。本当にひどいんだ orz

そこで次善の策として、言い直す代わりに候補から選べるようにするのが「学習モード」である。
最優先候補を無条件に選ぶことと比べると一手間掛かるが、その分、正確な結果を取得することができる。
しかも、音声認識はユーザからの音声データを元に常に改善されているので、音声認識を繰り返して目的の言葉が最上位にくるようになれば目的達成である。
そうなれば学習モードを切っても一発で認識されるようになっている。
常に学習モードでも問題ないが、通常時の手軽さも恋しくなるだろうから、これも必要に応じて使い分けてほしい。


以上が虚無ログ V1.2.5の更新内容である。
箇条書きではわからなかったことも説明できたかな。

何はともあれ、今後とも虚無ログをよろしくお願いします。

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