Surface RTの使い道は残っているか たぶん少しくらいは
現在、私のブログのアクセスの50%以上がSurface RTの記事を求めている。これが旬というものか(きっと違う
でも、せっかくなのでSurface RTの記事を書いてみよう。もとい、これを機に私自身も使い道を探りたい。
前回2013年9月のレビューでは主に対iPad/Androidを比較対象としたが、今回は流行の8型Windowsタブレットとの比較も交えて考えてみる。ただ結論から言うと、8型Windowsタブレットでは動画や雑誌等のコンテンツを見るには小さすぎるから嫌だという人以外は、そっちを選んだほうが幸せになれそうだよ。やはり汎用性は正義だ(おぃ
■対iPad、Android(前回記事参照)
○フルブラウザIE搭載でFlashが動く
○マルチタスクで動くデスクトップUI
○Officeもあるよ(あまり使わないけど)
×アプリの数は比べものにならない
×GoogleやAppleサービスとの連携が低い
■対8型Windowsタブレット
○画面サイズが大きめで、動画やウェブ閲覧に向く
×通常のWindowsアプリは動かない
×画面サイズが大きいので、持ち運びは不向き
■対10型Windowsタブレット
○価格が格段に安い
○薄くて軽い
○Officeが必ず付属している
×通常のWindowsアプリは動かない
■Surface RTの用途
①Flashゲーム
たぶん、これが一番だろう。FlashゲームはiPadでもAndroidでも鬼門だ。しかし、Surface RTならば省電力に優れたフルブラウザのIE11で、外出先でも某艦隊育成ゲームも楽しめる。でも、速度や快適さを求めるんだったら後継機のSurface2か、8型Windowsタブレットを買ったほうがいいよ(弱気
ただし、私は近未来の文明崩壊チックな雰囲気のゲームしか遊ばないので、なかなか遊びたいゲームがない……。
②SkyDrive
Modern UIのSkyDriveは、実はかなり便利である。フォルダのオフラインでの連携が楽なので、他のPCでSkyDriveにファイル群を置いておけば、いつの間にかにSurface RTにも取り込めているという具合だ。写真を撮り貯めしてる人や、書籍や音楽の自炊をしている人など、クラウドの遅さを気にせずオフラインでまとめて確認したい人にはかなり便利だろう。
iOSやAndroidのDropboxやらGoogle Driveの純正アプリではフォルダのオフライン利用にまだ対応していないので、Windows RT上のSkyDriveはなかなかのアドバンテージになる……かもしれない。DropboxやGoogle Driveでもサードパーティのアプリならオフラインで利用できるものもあるけど、個人的にクラウド系ファイルサービスは直に使いたい。
③Office
Officeファイルの閲覧だけならまだしも、入力にはキーボードとポインティングデバイスが必要だ。その点、Surface RTで純正のTypeカバーを装着していればある程度はこなせるだろう。Typeカバーは店頭でしか試したことがないが、キーボードとタッチパッドは十分な出来である。ただTypeカバーをタブレット本体とを分割して使用することができないのと、Typeカバーそのものの値段が高すぎるので、私はサードパーティ製のBluetoothキーボードで代用している。Surface RTに金掛けるとかありえないよね(おぃ
ちなみに、OfficeのOneNoteを使うのは楽しい。OneNoteとはあまり馴染みがないかもしれないが、Microsoft製の統合メモソフトである。テキスト、手書き、チェックボックスやらを自由に配置することができる。もっとも、私が自由すぎるフォーマットにあまり魅力を感じずEvernoteで満足しているので、OneNoteを常用するつもりはないのだが、何も考えずに自由なフォーマットでアイデアを残せる手段があると便利な時もたまにある。
OneNoteを含め、8型でOfficeファイルを読んだことはないが、編集には10型くらいの大きさが欲しいんじゃないかな?
④動画・静止画視聴
おっと、意外にもこれが一番かも。Surface RTは10.6型でタブレットとしては大きめのサイズなうえ、ARMコアのおかげで省電力であり、端末の薄さの割にバッテリもよく持つ。8型は動画を見るには小さくて嫌だという人にはSurface RTは十分候補になる。
Youtubeやニコニコ動画などもアプリを入れずにブラウザ上から眺めることができる。アプリからのほうが良いという人もいるだろうから、人それぞれか。
⑤ネットサーフィン(死語?)
Surface RTはバッテリ持続時間はまあまあだし、今となっては10.6型の貴重なタブレットとなりつつあるので、あまり処理速度を必要としない低画質な動画視聴やウェブブラウジングなら十分に使える。でも、それならiPadやAndroidのほうが、ゲフンゲフン(ry
⑥デスクトップPC
外部ディスプレイとマウスとキーボードをつければOffice2013搭載デスクトップPCに早変わりである。一応はね。Windows RTなのでOfficeとブラウザしか動かない(Windows Storeアプリはもういいよ……)ので、従業員に余計なアプリを入れられたくない企業のシャチョサンにはおすすめかもしれない。事務作業だったらいけるかと思いきや、マクロは動かないので注意が必要か。
⑦防刃
Surface RTの液晶は硬度の高いゴリラガラスで覆われているので、衣服の下に身に付けておけば、いざという時に役立つかも(適当
8型よりも面積が(黙れ
⑧スケボー
頑丈という話で思い出したが、Microsoftの半公式な宣伝でSurface RTに車輪を付けてスケボー代わりにしていたよね。ヘイ、スティーブ、8型じゃ乗りにくいもんな。いや、Surface RTに乗ってどうしろと(困惑
って、記事NAGEEEEEEEE! 書いているほうも読むほうも疲れて記事が適当になってきたので、これくらいで打ち切る(呆れ顔
個人的に、外出先ではスマホ、家ではPCと10型タブレットばかり使っていて、8型は使わなくなったという経験がすでにあるので、外出先でもタブレットを使うことが多いなら8型を考慮するが、家など決まった場所で使う分には10型程度のほうが大きくて見やすくて便利なので、そこが分かれ目だと思っている。
図.時と場合によって最適な端末は異なるんですよ
またタブレット単体ではデスクトップUIを十分に活かせないので、Windows 8.1(RT)と普通のWindows 8.1にそれほど差異はないんじゃないだろうか、と今さらながら気付く。もちろん、外部ディスプレイやマウスやキーボードをつないで――とやればRTと通常Windowsの差異が際立つが、逆にそこまでやらないと、つまりタブレット単体だとあまり違いがない。タブレットにとってのデスクトップUIは、あれば便利だがなくても困らない程度のもので、他にフルサイズのWindows PCがあれば無理に使うものでもない。
そう考えると、Surface RTの使い道は残っているようだ。
汎用性という意味では、やはりSurface RTに勝ち目はまるでない。ただし用途さえ合っていて使う分には、価格面の安さ、今となっては大きめの画面、フルブラウザ、十分なバッテリーなど、基本性能は満たしている。
積極的には勧めないが、あえて避けるほどひどいものじゃないよ、ということである。
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