SO02Eでドコモ系MVNOのテザリングを使う
ドコモ系の端末にドコモ系のMVNO SIMを挿してもテザリングが使えないのはそこそこ有名な話である。
でも、ドコモ版Xperia Z(SO02E)に限らず、同型機に国際版のあるドコモ系Xperia端末ならば適切なftfを焼くだけでroot化せずにドコモ系のMVNO SIMでもテザリングできるようになる。
もっとも、異なるROMを焼くのはソフトウェアの著作権的にグレーだそうで、そもそも作業中に端末が動かなくなることも多いので、下記を試すならもちろん自己責任で頼むよ。
■利点
・ドコモ系MVNO SIMでテザリングできるようになる
・国際版のほうがOSバージョンが少しだけ高いことが多い
■欠点
・端末内のデータは消える(消さない方法もあるが、消したほうが成功しやすい)
・ドコモ系のサービスやワンセグやおサイフケータイなどが使えなくなる
■準備(SO02Eを例に説明。別の端末の場合は適当なftfに変更すること)
・端末のバックアップ
・コマンドプロンプトからadbコマンドが通るWindows PC
・flashtool - Google 検索(ROMを焼くためのツールを取得)
・C6603 ftf - Google 検索(ROM相当のファイルを取得。C6603は国際版Xperia Zの型番の1つで、ftfはROM相当の内容のファイル)
■手順(SO02Eを例に説明。別の端末の場合は適当なftfに変更すること)
1.取得したflashtoolをインストールして起動。
2.雷ボタンを押してflashmodeを選択。
3.取得したC6603のftfファイルを選択し、flashボタンを押下。
4.あとはflashtoolの図に沿って実行する。戻るボタンを押しながらUSBケーブルを挿す図が出ているが、最近の端末はHWの戻るボタンがないので端末の音量下ボタンを押しながらUSBケーブルを挿す。
5.小休止。5分ほど待とう。
6.flashtool内のログが止まっており、"Flashing finished"と出ていたらUSBケーブルを抜いて、端末の電源ボタンを押す。すると無事に焼いたROMでOSが立ち上がるだろう。おめでとう。
X.立ち上がらなかった場合は? 残念だが、私にはどうすることもできない。別のサイトを参考に復旧を頑張ってほしい。
■解説
テザリングができないのはドコモのAPN強制切り替えのせいなので、SIMフリー相当の国際版のROMならばそういう処理はなく、そのままテザリングできるいうわけだ。
ftfであっさりとROMが焼けるのはXperiaならではの利点だね。ftfはXperifirmで簡単に取得できるようになったし、国内版の端末でも国際版でサポートが続けば、今後も末永く使えそうだ。
■目論見
費用をキャリアの3分の1程度で抑えられるし、もうMVNOでいいんじゃないかな。
Surface Pro 3の発表
Surface Pro 3が発表された。
Modern UIの代わりに、Androidを積んでいたら買っていたよ(身も蓋もない
速報:マイクロソフト新 Surface 発表イベント。Surface Pro 3発表 - Engadget Japanese
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Xperia Z1は普通に使ってもバッテリが3日以上保つ
Android SDK Tools rev.22.6で新規ProjectのActivityが作られない問題の対処
いつの間にか新規作成時のActivityが作られなくなっているなと思ったら、ツールのバグらしい。簡単な確認をすれば分かりそうな問題を起こすのは勘弁して欲しい orz
ぼやいても仕様がないので、対処を探してみる。一番参考になったのは下記である。
・Android SDK Tools 22.6 でアクティビティが作成できない問題への対策 - clock-up-blog
そもそも上げるべきじゃないそうなので、まだ上げていない人は放置したほうが良さそうだ。rev.22.6に上げてしまった手遅れな人(私を含む)だけ対応すべきだろう。
iOS7.1雑感
先日までiOS6のままだったのだが、このたびようやくiOS7.1までアップデートした。
感想をいくつか。
・フラットデザインはやっぱり格好悪い
個人の感性だから仕様がないけどねえ……。
私はWindows7かせいぜいUbuntuくらいしか使わないので余計なお世話なのだけれども、Mac OSとiOSの見た目に極端な差異が出てしまったことについて気持ち悪く思う利用者はいないのだろうか。
それとも、Mac OSもそのうちにフラットデザインになるのだろうか。
・色々な機能にアクセスしやすくなった
上からスワイプで各種情報に、下からスワイプでWifiの切り替えなどの機能にアクセスできる。Androidみたいといえばそうなのだが、便利である。
・遅い
私の場合、iPhone4sをアップデートしたのだが、iOS7は非常に遅い。これで早くなったという話なのだから驚く。
iOS7の高速化に役立つとされる「視差効果を減らす」と「コントラストを上げる」の設定について、前者はアイコンがユラユラして酔いそうなのを止めるためにも早々に切ったのだけれども、後者を設定すると明らかに見た目が安っぽくなるので切りにくい。
私にできる喩えでいうと、Appleファンには申し訳ないが、iOS6/iOS7の関係はWindows XP/Windows Vistaの関係に似ていると思う。
便利な機能を増やしているのだけれども、それ以上にユーザが望んでない余計なところに力を入れている感じである。
もう少し使えばこの感想も変わるのだろうか。幸か不幸か、スマートフォンは毎日使わざるをえないのでそのうち慣れるだろう。
でも、今の私は来月の契約更新月を前にしてさっさと機種変更したいという気持ちしか起こらないほどにiOS7にうんざりしている。iPhone4sがiOS7のスペック要求に耐えられないという事実からは目を逸らしつつ orz
FireFox OSのカレンダーアプリ作成
屑レビューブログになりつつあるので、方向修正を兼ねて開発関係の記事を書く。
題材はにわかに話題となりつつあるFireFox OSのアプリ開発である。
FireFox OSは、iOS/Androidに続く第三のOSと言われている。
iOS/Androidの二強とは違い、入手しやすい低価格帯の端末かつHTML5をベースとする汎用的なアプリを動かすことから新興国の間で流行するのではないかと噂されている。
iPhoneが投げ売りされている日本では流行らない気が漂いまくっているし、MVNOなどの格安通信と組み合わせて――という可能性も低い気がする。
しかし、そんなことはどうでもいい。いや本当は良くないけど、ヘボグラマーにとって市場のシェアだの何だのよりも大事なのは開発しやすいかどうかである(おぃ
で、開発してみた。
続きを読むThinkPad T440pの一体型タッチパッドの挙動について
ThinkPad T440pの一体型タッチパッドの挙動について、ようやく理解できたのでメモ代わりに書いておく。
正直、この仕様を考えた奴は新型ThinkPadでトラックポイント使う気ないだろと思うほど酷い。
T440pは右上と右下の領域をタップした際に右クリックと判定するものだと思っていたが、そうではない。
トラックポイントを使ってポインタを動かした後だけ右上の領域が右クリックとなり、
タッチパッドを使ってポインタを動かした後だけ右下の領域が右クリックとなる。
どうりでどちらかを押した際に右クリックとして反応しないことが多々あるわけだ。
右クリックの認識率のあまりの悪さに業を煮やして、一本指のタップで左クリック、二本指のタップで右クリックとして使っていたので気付くのが遅れたが、ようやく理解できた。
T440pになってから一体型のボタンが重いためにトラックポイントが非常に使いにくくなったのでタッチパッドを併用していたが、そもそも併用するたびに右クリック領域が変化する仕様を鑑みるに、併用しないことが推奨されていると思われる。
ちなみに現状のドライバでは、タッチパッドを無効化してもトラックポイントの使い勝手はさほど向上しないので、トラックポイント使いの人はやはり避けるが吉である。
旧端末では未だにトラックポイントを使っている私だけれども、こんな実装の仕方をするくらいならさっさとトラックポイントをなくしてしまえばいいのに、と思うよ。