FireFox OSのカレンダーアプリ作成
屑レビューブログになりつつあるので、方向修正を兼ねて開発関係の記事を書く。
題材はにわかに話題となりつつあるFireFox OSのアプリ開発である。
FireFox OSは、iOS/Androidに続く第三のOSと言われている。
iOS/Androidの二強とは違い、入手しやすい低価格帯の端末かつHTML5をベースとする汎用的なアプリを動かすことから新興国の間で流行するのではないかと噂されている。
iPhoneが投げ売りされている日本では流行らない気が漂いまくっているし、MVNOなどの格安通信と組み合わせて――という可能性も低い気がする。
しかし、そんなことはどうでもいい。いや本当は良くないけど、ヘボグラマーにとって市場のシェアだの何だのよりも大事なのは開発しやすいかどうかである(おぃ
で、開発してみた。
Hello Worldでは味気ないので、カレンダーアプリを作成する。
調べること20分くらいでとりあえず完成した。
以下がそのスクリーンショットである。
英語のままだし、画面が左脇にずれてるし、休日も黒字のままだし、月曜日始まりにしたいetcと意見は色々あるが、そこまで真面目に作り込む気は元からないのであしからず。
これを作ってみて感じたのは開発のしやすさである。
シミュレータ等の開発環境構築で10分以上費やしたと思うので、実質10分くらいで開発できたことになる。別な言い方をすると環境構築を含めても20分くらいで開発ができたわけだ。
統合開発環境は特に不要で、ウェブページでも作るような感覚で適当なテキストエディタだけでアプリをさくさくと作れるのは新規開発者にとって魅力的かもしれない。
私はHTMLをほとんど書けないのだが、普段HTMLを書くようなWebデザイナ系の人ならもっとうまく作れそうだ。
もっとも、HTMLを書けない私が短時間でつくるために、アプリの中身はかなりズルをしている。
肝となるカレンダー部分はBrickというMozillaから用意されたXタグを使っただけだ。カレンダーを表示するのにたった一行である。開発もへったくれもないが、単純なプログラムは得てしてそんなものである。
<x-calendar></x-calendar>
※サンプルソースはこちら。左上の「ファイル」からダウンロードを選ぶが吉。
以上、FireFox OSのアプリ開発だった。
FireFox OSはHTMLという汎用的な言語で開発ができるし、シミュレータを含む開発環境構築も簡単なので試しにやってみるのは良いだろう。
それでもし良いものができれば、日本で流行らなくともローカライズして海外の市場で売ってみても良いと思うし、できることが多いに越したことはない。
【備忘録】
FireFox OSのシミュレータのスクリーンショットはAppManagerの「スクリーンショット」ボタンを押すことで撮れる。
【参考】
・シミュレータの起動方法が昔と変わっているのでとりあえずチェックしたほうが良い
Firefox OS Simulatorはもう古い!新しい開発ツールAppManagerの使い方 - Intelligent Technology's Technical Blog
・汎用的に役立つ
・私のサンプルソースの元になった記事