errand softのブログ

Androidのアプリ開発に関する記事を書いていきます。

音声認識ツクールのinput.txtのいじり方 その1

予告通り、Android音声認識アプリ「音声認識ツクール」input.txtのいじり方を説明する。

その前に注意書き。
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なお注意として、昨今のAndroidアプリにおける詐欺が横行しているので他人の設定ファイルを使うのは推奨しない
音声認識ツクール」の仕様上、「ニュース」や「天気」などの汎用的な言葉に怪しげなURLを結びつけることは簡単だからだ。
あくまで「input.txt」の知識は自分で編集したり、自分の他の端末へ送る際にのみ使うべきである。
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では、注意も済んだので説明に入ろう。

1つ以上の条件を設定した後なら、
ROM(内部メモリ)かSDカードのどちらかに「com.hatenablog.errandsoft.sprc」というディレクトリができている。
その中に「input.txt」というファイルがある。
そのファイルに音声認識用の条件を保存してある。
そして、以下が音声認識の元となるinput.txtの中身の一例である。
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0,,あなたのいうことは理解できませんよ,
1,,ごきげんよう,
3,ブラウザ,アイアイサー。ブラウザを起動します。,org.mozilla.firefox
3,天気,お前に真の天気を教えてやろう。,jp.or.jwa.sora_annai.android
4,バルス,目がぁ! 目がぁあああ,
5,ニュース,ニュースですか。さあどうぞ,http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/
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プログラミングや事務の経験がある人には想像がつくが、キーワードが「,」区切りで入力してある。
キーワードの内訳は順に以下を表わす。

  • 対応する動作
  • 認識する言葉
  • 端末の返事
  • その他(URLやアプリのパッケージ名)


まず「対応する動作」は数字で設定される。
0: 認識できなかった場合
1: 起動時の音声(挨拶など)
2: 終了時の音声
3: 任意のアプリを起動
4: おしゃべりのみ
5: 任意のWebを表示

「認識する言葉」は「対応する動作」を呼ぶためのもので、空の場合も有り得る。

「端末の返事」は必須である。ないとアプリが強制終了するかも……。あとで検証しよう。

「その他」は、特有の動作をさせる時に使う。


実例を用いて、説明すると以下のようになる。
3,天気,お前に真の天気を教えてやろう。,jp.or.jwa.sora_annai.android

ユーザが「天気をみたいんだけど?」と話しかける。
すると、端末は「天気」というキーワードに反応し、
「お前に真の天気を教えてやろう。」と読み上げながら、
「jp.or.jwa.sora_annai.androidのパッケージ名を元に「そら案内」アプリを起動する。

アプリ起動時のパッケージ名についてはGoogle Playのアドレスから理解する方法もあるが、分からない場合はアプリ内のダイアログでやったほうがいいと思う。

初歩的な説明なので、今回はここまで。
あなたが自分だけの音声認識をつくれますように!(決め台詞